ボーナスは貯金と投資にどう振り分ける?目標を達成しながら楽しむ考え方

ボーナスは何%を投資に回す?旅行・貯金・投資へお金を振り分けるコック虎のイラスト 資産形成

ボーナスが入ると、「どのくらい投資に回せばいいんだろう」と迷う人は多いと思います。

全額を貯金するべきか。
全部投資に回した方がいいのか。
せっかくのボーナスだから、少しくらい使ってもいいのか。

結論から言うと、ボーナスの投資割合を最初から何%と決める必要はありません。

先に年間で貯めたい額を決め、近いうちに使うお金を確保する。
その後に残った分を、投資と楽しみに振り分けます。

貯蓄も進めながら、今の生活も楽しむための考え方をまとめます。

近く使うお金は貯金、10年以上使わないお金は投資へ分けるコック虎のイラスト

ボーナスの投資割合に、全員共通の正解はない

ボーナスの半分を投資、残り半分を貯金。
そんな分け方が合う人もいるかもしれません。

でも、数年以内に車検や旅行、家電の買い替えを予定している人と、当面大きな出費がない人では、必要なお金が違います。

生活防衛資金がまだ足りない人が、ボーナスを全額投資に回す必要もありません。

大切なのは「ボーナスの何%を投資するか」ではなく、いつ使うお金なのかです。

年間でいくら貯めるかを、先に決めよう

ボーナスの使い道を決める前に、まずは年間の貯蓄目標を決めます。

目安は、手取り年収の20%です。

40代会社員の年収中央値は額面で450万円ほど。手取りにすると、およそ350万円です。
手取り350万円なら、年間70万円を貯蓄・投資に回す計算になります。

いきなり20%が難しいなら、まずは手取りの10%から始めれば十分です。
無理な目標を立てて数か月でやめるより、少ない額でも毎年続ける方が資産は増えていきます。

たとえば手取り年収が370万円なら、

  • 手取りの10%:年間37万円
  • 手取りの20%:年間74万円
  • 手取りの30%:年間111万円

が目安です。

人と同じ額を目指す必要はありません。
自分の生活を崩さず、毎年続けられる年間目標を決めましょう。

平均額より、中央値を見た方が現実に近い

「みんなはどれくらい貯めているんだろう」と気になる人もいると思います。

ただし、貯蓄額の平均は一部の資産が多い人に引き上げられます。自分の現在地を知る参考にするなら、平均より中央値を見る方が現実に近い数字になります。

J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」では、金融資産を保有していない世帯も含めた金融資産の中央値は、次のとおりです。

世帯平均中央値
単身世帯1,211万円100万円
二人以上世帯1,434万円350万円

平均と中央値に大きな差があることが分かります。

ただし、この数字は「今いくら持っているか」の参考です。
中央値より少ないからといって、焦って生活を削って貯蓄額を増やす必要はありません。

年間の貯蓄目標は、世間の数字ではなく、自分の手取りと暮らしに合わせて決めるものです。

ボーナスを振り分ける前に、使う時期でお金を分ける

旅行・貯金・投資の3つにボーナスを振り分けるコック虎のイラスト

年間の目標が決まったら、ボーナスの中から近いうちに使うお金を先に確保します。

たとえば、

  • 車検や税金
  • 家電の買い替え
  • 旅行
  • 冠婚葬祭
  • 数年以内に予定している大きな出費

こうしたお金は、投資に回しません。

必要な時に相場が下がっていたら困るからです。
数年以内に使う予定のお金は、普通預金など、すぐ使える場所に置いておく方が安心です。

生活防衛資金がまだ十分でない場合も、まずは預金を優先します。

年間目標に必要な額を、ボーナスから先に確保する

次に、年間貯蓄目標を達成するために必要な額を計算します。

年間貯蓄目標 − 毎月の先取り額 = ボーナスから確保する額

たとえば、年間100万円を貯める目標で、毎月7万円を先取りしている場合。

毎月7万円を12か月続けると、年間84万円です。

残り16万円を、夏と冬のボーナスから8万円ずつ確保すれば、年間100万円の目標を達成できます。

この時に確保したお金も、使う時期で分けます。

数年以内に使う予定があるなら貯金。
10年以上使う予定がないなら、新NISAなどを使った投資を考える。

ボーナスだから全額投資、ではありません。
目的と使う時期に合わせて、貯金と投資へ振り分ければいいのです。

残ったボーナスは、楽しみに使っていい

貯金と投資を確保した後、ビールと食べ歩きを楽しむコック虎のイラスト

必要なお金と、年間目標分を確保した後に残ったボーナスは、楽しみに使っていいお金です。

旅行に行く。
好きな物を買う。
外食を楽しむ。

貯蓄を増やしたいからといって、ボーナスを一円も使わずに我慢し続ける必要はありません。

ただし、順番は逆にしないことです。

楽しみに使って、残ったら貯金や投資に回す。
これでは、ほとんど残りません。

貯金と投資を先に確保し、残った額で最大限楽しむ。

この順番なら、使った後に「今月も貯められなかった」と後悔しにくくなります。

貯蓄も人生の楽しみも、どちらも大事にする

お金を貯めることだけが目的になると、毎日が苦しくなります。

反対に、今を楽しむことだけを優先して、毎回ボーナスを使い切ってしまえば、将来への不安は減りません。

だからこそ、先に年間目標を達成するためのお金を確保してから、残った分を思い切り楽しむ。

貯蓄も、投資も、旅行も、好きな物を買うことも。
どれか一つだけを選ぶ必要はありません。

まとめ|ボーナスは順番を決めれば迷わない

ボーナスは、次の順番で振り分けます。

  1. 年間で貯めたい額を決める
  2. 数年以内に使う予定のお金と生活防衛資金を確保する
  3. 年間目標に必要な分を、貯金や投資に回す
  4. 残った分を楽しみに使う

楽しんで残った額を貯めるのではなく、貯める額を先に確保して、残った額で楽しむ。

この順番なら、将来のためのお金を育てながら、今の人生も楽しめます。

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